NECOPAN



2011/03/21

プレーンマフィン

強力粉が底をついてしまったので、薄力粉を使ってプレーンマフィンを焼きました。



2人の、3日分の朝食用です。


コーングリッツが香ばしく、生地に甘みがあって、美味しかったです。

(ちなみに、「甘食みたいで美味しいねー。」と夫に言ったら、「アマショクってナニ?」と言われてしまった。甘食ってそんなに有名じゃないんだろうか?)



今回の地震発生後、当日は会社より歩いて3時間かけて帰宅、その後の1週間は自宅待機、明日からは、10:00から16:00のコアタイムのみ出社です。

世田谷区の中でも私の住む町は、被害もほとんどなく、計画停電の対象外地域のため、今のところ頻繁にある余震が怖いという以外には、特に不便を強いられている状況ではありません。

先週の自宅待機中は、時間に余裕ができたので、残っていた最後の強力粉でライ麦パンを焼きました。(今のところ、強力粉はずっと品切れで、手に入らない状態が続いている)



これも、5日分の2人の朝食として、大切に食べました。

そしてまだ時間に余裕があったので、今度は鍋つかみを作りました。




そしてまだまだ時間に余裕があったので、図書館へ行って本を借りてきたりもしました。

そのときなにげなく借りた「一生使える道具を選ぶ。」という本の冒頭に、飛行機事故でお姉さん(向田邦子さん)を亡くされた向田和子さんの、こんな言葉がありました↓。

「人の暮らしというのは、ほんとうにごくごく平凡なものだ。この飽きてしまいそうな毎日が、いかにありがたいものであるか。異常事態に直面すると実感するのかもしれない。それが、私にとっては姉の事故だった。当たり前だったことが突然中断する。人生で起こるはずがないと信じ込んでいたことが、自分の身に降りかかったとき、淡々と日々を暮らすことの大切さを思い知ったのだ。だからといって平凡に埋もれてしまうこととは違う。そのなかで、一日ひとつでも何か新しいことを発見する。気づきながら生活すること。おもしろがりたいと思うことが、暮らしを楽しくするのだと思う。」

・・・シチュエーションはまったく違うけれど、今のわたしの心に響く部分がたくさんありました。テレビやインターネットで得る被災地の情報は、見ていてとても悲しくつらいものばかりですが、自分自身は、今、無事なのだから、元気で過ごせていることに感謝して、今できることを淡々とやっていきたいです。


最後に、遠く離れた友人・親戚のみなさまへ、

わたしは元気に過ごしているよ!


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